幻想ミステリ博物館 館長BLOG 読書編

HP「幻想ミステリ博物館」の「館長日記」のうち、読書に関する話題を特化して、BLOGに移行しました。

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2011年のベストダズン

 あけましておめでとうございます。13年目突入の貧弱HPですが、本年もちびちびとやっていきますので、どうぞひとつ長い目で見てやって下さい。
 さて昨年は大きな震災があり、本日も正月早々震度4でびびらされましたが、それに挫けていてはイケマセン。児玉清さんや内藤陳さんという本読みの達人が逝き、さみしくなった気もしますが、それで落ち込んでいてはあきまへん。私たちは本の虫です。大いなる未読の山に徒手で立ち向かってゆくのです。
 そうは言っても昨年は、落ち着いて本を読んだ気があまりしないのも事実。その中からベストダズンはおこがましいのですが、やはりやっておかないと前に進めません、2012年が来ないのです。だから無理して選んでしまいます。

国内編
1位『開かせていただき光栄です』皆川博子(早川書房)
2位『11』津原泰水(河出書房新社)
3位『統ばる島』池上永一(ポプラ社)
4位『ばらばら死体の夜』桜庭一樹(集英社)
5位『爛れた闇の帝国』飴村行(角川書店)
6位『五色沼黄緑館藍紫館多重殺人』倉阪鬼一郎(講談社ノベルス)

国外編
1位『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ(東京創元社)
2位『都市と都市』チャイナ・ミエヴィル(ハヤカワSF文庫)
3位『アンダー・ザ・ドーム(上・下)』スティーヴン・キング(文藝春秋)
4位『ローラ・フェイとの最後の会話』トマス・H・クック(早川ポケミス)
5位『装飾庭園殺人事件』ジェフ・ニコルスン(扶桑社ミステリー文庫)
6位『ブラッド・ブラザー』ジャック・カーリイ(文春文庫)

 だいたいお気付きと思いますが、国内外とも5位、ヘ○タ○枠です(笑)。なら、6位はさしづめ、イカレ本格枠だね(爆)。そう言えば短評が済んでしまうのもアレですが。
 皆川先生の最新長編は、文句なく面白いです。各年末ベストでの軒並みベストスリー入りも、頷けます。傘寿にしてこんなアグレシッブな作品を書けるものなんですね。早いところ続編も読みたい!津原氏の幻想短編集は奇想度が高く、なおかつ美しいです。
 国外編1位の『犯罪』、初読の時は世評が高いほどは、感心しなかったのです。ところがなんだか再読しなきゃ、という強迫観念にとらわれて、ひと月しないうちにもいっかい、読んでみたのです。そしたら噛みしめるほどにくせのある味わいがえも言われず、いわゆるスルメ作品でした。ミエヴィルの奇想SFミステリや、重量級・金グ太郎飴をおしのけて、1位となりました。この辺三つ巴かな。

 とまあ、読書量が劇的に減っている今日この頃ですが、なんとかダズン選べました。青息吐息でございますが、何卒宜しゅう。
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  1. 2012/01/01(日) 23:34:21|
  2. 幻ミス
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