幻想ミステリ博物館 館長BLOG 読書編

HP「幻想ミステリ博物館」の「館長日記」のうち、読書に関する話題を特化して、BLOGに移行しました。

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土屋隆夫先生を悼む

 94歳ということで、大往生と言っていいのでしょう。しかし、まだまだご健在で、長編を発表してくださるものと信じていました。まさかの訃報に、今は蕭然たる気持ちです。イーデン・フィルポッツのように96歳で長編発表(1959年の“There Was an Old Man”)なんてニュースを待っておりましたが、それも今となっては叶わぬことです。
 土屋先生の作品は、近年台湾などで評価が高く、獨歩文化から長編13作(最後の『人形が死んだ夜』以外全作)が翻訳されています。長編に特に顕著な、嫋々たる味わいが好まれたのでしょう。かっちりとした本格謎解きと、文学味溢れる人間性と言う、相反する要素を併せ持った作風は類例がなく、まさにオンリーワンの作家でした。
 奇しくも来年は鮎川哲也先生の十周忌でもあり、今頃乱歩正史両先生や戦友・鮎川藤村両氏と再会されていることと思います。素敵なミステリを、長い間ありがとうございました。
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  1. 2011/11/14(月) 22:47:41|
  2. 幻ミス
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