幻想ミステリ博物館 館長BLOG 読書編

HP「幻想ミステリ博物館」の「館長日記」のうち、読書に関する話題を特化して、BLOGに移行しました。

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新年のご挨拶

七草も過ぎて、あけましておめでとうございますもヘッタクレもないのですが、新年のご挨拶まで。
正月早々HPのインデックスページが文字化けしていて、魂消ました。エンコードミスか、乗っ取りか、よく判らないのですが、その後、私のPCが不調でちゃんと手直しも出来ません。しばらく書誌の更新などお休みさせて戴きます。
近日中にこのブログで、昨年の読者生活の印象記と、まだお詣りしてませんが恒例の初詣兼文学さんぽを更新致します。
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  1. 2016/01/07(木) 09:07:07|
  2. 幻ミス
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連城作品新刊ラッシュの後

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 新刊が二冊(文庫もあるけど)も出たが、その後、反響が少ないような気がする。ハードカバーの単行本は最近高価なので敬遠されたかなあ?
 『女王』のほうは連城作品の読者なら、読んだことのない異様な物語に絶対狂喜乱舞するだろうと思っていたが、そうでもないのだろうか。
 『処刑』は確かに、連載時にも感じた冗長さが、時として頁を捲る手を停めさせるかもしれないが、何せ闘病しながらの遺作だし、むしろ完成に至ったことを喜ぶべきだろう。
 残りの三作もそれぞれ私は面白いと思うけど、強いて本にするべき順番をつければ、1.<猟奇ミステリー>『わずか一しずくの血』、2.<官能ミステリー>『虹のような黒』、そして、うーん…<疑似純文学>『悲体』は…うーん(笑)。
 いえいえ、ブック・フォームになることが後世に残すために意義のあることですよ、はい。出来れば全部本にして、お願い実日双葉集英社様。
 ツイッターのほうでは、連城作品のベストを選ぶという奇特なアンケートを募っていられるようで、大変ありがたい。私は囀らない主義なので参加は出来ないが、もっとこういうアクションを起こす方が増えてもいいんじゃないかと思う。
今月21日まで投票を受け付けているようなので、長年のファンもそうでない方も是非参加されてはいかがでしょうか。
  1. 2014/11/20(木) 10:24:25|
  2. 幻ミス
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連城氏未刊行長編が遂に刊行化(か?)

 来月は連城三紀彦氏の一周忌ですが、それにあわせたかのように、未刊行長編がなんと二作も刊行されるそうです。嬉しさ半分、切なさ半分ですね。
 最後の連載作品となった『処刑までの十章』が光文社から8日前後、未完長編中最大のヴォリューム(連載時で原稿用紙千四百枚分!)を誇る一大奇想小説『女王』が講談社から命日の22日前後に刊行されるそうです。
 文春のオール讀物掲載の短編を集めた『小さな異邦人』に引き続き、没後刊行が続いていますが、今までも口を酸っぱくして訴えて来たように、まだ三作長編が残っていますし、短編も長目のものが一冊分、掌編もほぼ一冊分残されています。なんとかしてください、各出版社様。本の形にならないことには散逸してしまうのです。
 そして、再来月には講談社から、連城ファンを自認する、綾辻行人・米澤穂信・伊坂幸太郎・小野不由美氏の選定で、『ミステリーレジェンド』が上梓されるそうです。これはミステリー色の強い短編の選集でしょうか。
 タイトルに(か?)等と付けたのは、本当に刊行されるまで信じられないという、連城ファンのここ十数年の不幸な状況のせいですが、これを節目とせず、もっと書籍化・復刊を期待したいものです。
  1. 2014/09/13(土) 15:12:17|
  2. 幻ミス
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連城三紀彦氏逝去

 私にとってまさに同時代の作家として一番大きな存在だった連城三紀彦氏。氏は10月19日に、長年お住まいだった名古屋の病院でお亡くなりになられました。思えば、このブログを久々に更新した日です。ささやかなエールもついに氏に届かなかったのだと、悔しい思いでこの文章を綴っています。
 何を読んで追悼しようかとか、そんな余裕はありません。無念、悲しい、それだけです。いつも「中身のないホームページだ」と卑下しておりましたが、代表作のあらすじさえ記されていないこのページなど、連城氏の魅力を全く伝えることのできなかった愚かさに、血の涙を流しています。
  1. 2013/10/22(火) 17:53:13|
  2. 幻ミス
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連城三紀彦先生の最新インタヴュー

 一年一か月ぶりのブログです。皆川先生の怒涛の出版ラッシュのこととか、本当は書くべき話題が山積しているのに、長らくさぼってしまいました。
 今回は連城先生のインタヴュー記事のことです。今週発売の、「週刊現代」2013年10月26日号の読書欄「わが人生最高の10冊」(P124~P125)に、先生の最新インタヴューが掲載されています。週刊誌は入手時期が限られるので、早速取り上げた次第です。記事の見出しは「『男と女の物語』に魅せられた作家生活」です。ここで氏は、自身の文学観に影響を与えた小説10作品を語っておられます。10冊の内訳は、本屋さんで手にとってお確かめ戴きたいです。
 講談社の雑誌に記事が載るのはおそらく、1998年の長編『女王』連載終了以来のことだと思います。エッセイもその頃を境に講談社の雑誌とは縁が遠くなっていたので、今回は喜ぶべきなのでしょうが…。
 しかし、インタヴューの開口一番「もしかしたらこれが最後の機会になるかもしれないので、本当に好きなものに絞ってみました」とあり、昔からのファンとしてはうたた涙を禁じ得ません。まだ氏は65歳、小説家としてはまだまだ活躍できる年齢ですが、氏は二年前からガンを患っていて、闘病中なのだそうです。その前の十数年、氏は身内の方々の介護で時間を割かれて、満足に作品を発表できませんでした。雑誌に連載して一応完結した長編5本も、単行本化はまだ未定です。
 敢えて断言いたしますと、氏の小説は全て不可解な謎を追及するミステリです。恋愛を基調とした恐るべきミステリ作品を書かせたら、連城氏は当代一、いえ、日本には並ぶ者はいない方だとと思います。なのにこのような侘びしい状況になっています。思えば、5年前の「最新刊」『造花の蜜』は久々のベストセラーとなり、それを契機に旺盛な作家活動が再開されるかと期待しましたが、運命は皮肉にも氏に再びの沈黙を強いたのでした。
 インタヴューで水上勉氏の作品を引き合いに出して、連城氏は「これは僕にとっては聖書のようなものです。これだけ泣かせるものは、ついぞ書けなかったですね」と仰っています。氏の作風は「泣かせる」という情緒的な最終地点を目指している訳ではないのですが、哀切極まる花葬シリーズが出世作でもあるので、気持はわからないでもないです。とのかくファンは、連城先生の作品を首を長くして待っています。
 10冊の内訳をここには記しませんが、そのうち、狭義のミステリはセバスチアン・ジャプリゾだけです。ミステリ限定の選出ではないからかもしれませんが、なんだか氏の心境が数年前と打って変わってミステリにはないようで、少しさびしいです。でも「最近読んだ1冊」はあの方のアレなんですね。意外です。
 道尾秀介氏や新本格の諸氏のように、連城氏をリスペクトする若い作家も沢山います。ですから、これがラスト・インタヴューのような心境は翻意されて、われわれ読者に氏にしか書けない作品を、もう一度届けて戴きたいと、心より切に願っております。
  1. 2013/10/19(土) 11:25:26|
  2. 幻ミス
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